夏休みのイライラ、爆発する前に気づける?|自分の「ストレスサイン」を見つける3分ワーク

夏休みの子育てイライラに気づくストレスサインの3分セルフケアワーク

夏休みも8月に入り、お盆の時期を迎えました。

子どもと一緒に過ごす時間が増えたり、毎日の食事や宿題、きょうだいげんか、仕事との両立、帰省やお出かけなど、いつもとは違う予定が増えたり。

「最近、なんだかイライラする」
「いつもなら気にならないことまで気になる」
「子どもに優しくしたいのに、つい強い言い方をしてしまう」

そんなことはありませんか?


夏休みは、保護者にとっても普段とは違う負担が増えやすい時期です。

2026年5月に行われた調査では、小学生の子どもを持つ保護者272人のうち、68%が「夏休み期間中は学校がある期間より強いストレスを感じる」と回答しています。(株式会社SHIFT調べ(2026年5月))


だからこそ大切にしたいのが、「イライラしないように頑張ること」ではなく、自分の状態に少し早く気づくこと。


今回は「夏休みセルフケアシリーズ」第2回。
たった3分でできる、自分の「ストレスサイン」を見つけるワークをご紹介します。

目次

前回は「心のコップ」の中身を見てみました

夏休みセルフケアシリーズ第1回では、自分の心をひとつの「コップ」に見立て、「今、自分の心の中にはどんな感情が入っている?」を考えてみました。

イライラ、不安、焦り、疲れ。

反対に、嬉しい、楽しい、安心した、という気持ちもあるかもしれません。

良い・悪いを判断せず、まずは今の自分の状態に気づくための3分ワークです。

まだやっていない方は、ぜひこちらからやってみてください。

👉 第1回|「心のコップ」で今の自分を見てみる
夏休みでイライラ…そんなときは「心のコップ」を見てみませんか?

今回は、そこからもう一歩進んでみましょう。

「変わりたいのに行動できない理由」をABA(応用行動分析)の視点から解説するブログ記事のアイキャッチ画像。

イライラは突然「MAX」になるわけではない

「また怒っちゃった……」

そんなふうに後悔することもあるかもしれません。

でも、怒りやイライラが大きくなる前を振り返ってみると、実は自分なりの小さな変化が起きていることがあります。


たとえば、

「ため息が増える」
「早くして!が増える」
「いつもより音がうるさく感じる」
「人の話を聞く余裕がなくなる」
「一人になりたくなる」

など。


こうした自分なりの変化を、ここでは「ストレスサイン」として見てみましょう。

心のコップがまだ空いているときと、いっぱいになりかけているとき、そしてあふれそうなとき。
自分にはどんな違いがあるでしょうか?

3分ワーク|あなたの「ストレスサイン」を見つけよう


紙とペンを用意して、次の3つの状態を思い浮かべてみてください。

① まだ大丈夫ゾーン

比較的、心に余裕があるときの自分はどんな状態ですか?

たとえば、

・笑える
・子どもの話をゆっくり聞ける
・「まあ、いいか」と思える
・誰かと話したいと思える

など。

あなたの場合はどうでしょう?


② 要注意ゾーン

少しずつ余裕がなくなってきたとき、自分にどんな変化が現れますか?

たとえば、

・ため息が増える
・「早くして」が増える
・声のトーンが変わる
・いつもなら気にならないことが気になる
・一人になりたくなる
・頭の中が忙しくなる

など。

ここはぜひ、じっくり考えてみてください。

自分の「要注意ゾーン」のサインを知っていることは、とても大切です。


③ 危険ゾーン

「もう無理!」

心のコップがあふれそうなとき、自分はどうなりますか?

たとえば、

・大きな声を出す
・何もしたくなくなる
・涙が出る
・人と話したくなくなる
・全部投げ出したくなる

など。

ここにも正解はありません。

自分の場合はどうなるのか、思いつくものを書いてみましょう。

大切なのは「イライラしないこと」ではありません

このワークの目的は、「危険ゾーンに入らないようにしましょう」ということではありません。

子育ても仕事も支援も、毎日いろいろなことがあります。

いつも穏やかでいることは難しいものです。


大切なのは、「あ、今の私、要注意ゾーンかも」と、自分の変化に少し早く気づけるようになること。


危険ゾーンになってから初めて気づくのと、要注意ゾーンで気づくのとでは、そのあとに選べる行動も変わってきます。

「今日は早めに休もう」
「ちょっと一人になる時間をつくろう」
「誰かに頼ろう」
「今日は全部完璧にやらなくてもいいことにしよう」

そんな選択ができるかもしれません。


子どもの行動をよく観察するのと同じように、まずは自分自身の小さな変化を観察してみる。
それも、自分を整えるための大切な一歩です。

子育ても支援も、まずは自分のサインを知ることから

ペアレントトレーニングでは、子どもの行動だけを見るのではなく、「なぜ、この行動が起きているんだろう?」と背景を考えていきます。

それは、大人も同じです。

イライラしている自分を責める前に、「今の私は、どんな状態なんだろう?」と一度立ち止まってみる。
自分の状態を知ることができれば、自分に必要な工夫も考えやすくなります。


子育て中の方も、保育・教育・療育など子どもに関わる支援者の方も。
まずは今日3分だけ、自分の「まだ大丈夫・要注意・危険」のサインを書き出してみませんか?

このブログでは、これからも「心のコップ」を使いながら、自分の心を知り、整えるためのセルフケアワークを少しずつご紹介していきます🌱

目次