はじめに
本ガイドラインは、受講される皆さまが安心して学びに集中できるよう、協会と受講生の間で共有したい考え方や取扱い事項をまとめたものです。本ガイドラインは、当協会のサービス利用規約に基づき定めるものであり、本ガイドラインとサービス利用規約の内容が異なる場合には、サービス利用規約が優先して適用されます。
第1章 本講座の考え方と姿勢
本サービスは、子どもを変えることを目的とするものではありません。保護者や支援者が自らの関わりを整え続けるための学びの場です。当協会は、受講生が安心して本サービスを利用し、学び合える環境を維持するため、以下の姿勢を大切にしています。
①他の受講生の立場や背景、考え方の違いを尊重し、互いを理解し合う姿勢
②学びを受け取るだけでなく、日常や現場で実践し、継続しようとする姿勢
③講座内で知り得た個人情報や相談内容を守る姿勢
④安心して学び合える場を守るため、礼節と思いやりをもって関わる姿勢
第2章 受講前の準備と受講環境
2-1 受講環境(通信・端末)
本サービスはオンライン形式で提供されるため、受講生は安定した通信環境および受講に適した端末を自身で準備するものとします。推奨する受講環境は以下のとおりです。
●インターネットに安定して接続できる通信環境
●パソコンまたはタブレット端末
スマートフォンでの受講も可能ですが、画面の視認性や操作性の観点から、パソコンまたはタブレット端末を推奨します。
通信環境または端末の不具合により受講に支障が生じた場合であっても、当協会は原則として補償、振替または返金等の対応を行いません。
2-2 オンライン受講(Zoom)について
本サービスのオンライン受講は、オンライン会議システム(Zoom)を使用して実施します。受講生は、事前にZoomのインストール、動作確認および基本的な操作方法を確認したうえで参加するものとします。
原則として、受講時はカメラおよびマイクを使用できる状態での参加を求めます。ただし、やむを得ない事情がある場合には、事前に当協会へ相談することができます。
2-3 教材等について
本サービスで使用するテキスト、資料、配布データその他一切の教材(以下「教材等」といいます。)は、当協会が指定する方法により提供します。受講生は、当協会が別途案内する方法に従い、必要に応じて各自の責任において教材等の印刷または閲覧環境の準備を行うものとします。
提供されたテキスト、資料、動画その他一切のコンテンツについては、当協会の事前の承諾なく、複製、改変、転載、公衆送信、第三者への配布、貸与、販売、公開その他これらに準ずる行為を行うことを禁止します。
2-4 集中できる環境づくりのお願い
本サービスは、受講生同士が学び合い、対話を通じて理解を深めていく形式で進行します。そのため、可能な限り集中できる環境を整えたうえで参加してください。
(1)周囲の雑音や中断が少ない環境で参加する
(2)他の作業を行いながらの受講を控える
(3)必要に応じて、家族等の協力を得る
集中できる環境を整えることは、本サービスの効果を高めるだけでなく、受講生全体の学習環境の維持にもつながります。
第3章 受講中のルールと安心して学ぶための約束
3-1 出欠・遅刻・途中退出について
本サービスは、受講生の主体的な参加を前提として進行します。受講生は、原則として各回の講義に開始時刻までに入室し、時間どおり参加するものとします。やむを得ない事情がある場合を除き、遅刻または途中退出は控えてください。
遅刻、欠席または途中退出をする場合には、事前に当協会へ連絡するものとします。遅刻、欠席または途中退出により生じた学習内容の未理解等については、受講生自身の責任において対応するものとします。
3-2 アーカイブ動画の取り扱い
当協会は、講義内容の一部または全部について、アーカイブ動画を提供することがあります。アーカイブ動画の提供有無、閲覧方法および閲覧期限については、当協会が別途指示します。
アーカイブ動画は、学習内容の補助を目的としたものであり、出席に代わるものではありません。保管期限は、そのクラスの最終日から1ヶ月間とします。アーカイブ動画のURL、データ、画面共有等を第三者へ共有することは禁止します。
3-3 グループワーク・参加姿勢について
本サービスでは、対話やグループワークを通じた学びを大切にしています。可能な範囲で発言やワークに参加し、主体的に学びに向き合う姿勢を大切にしてください。他の受講生の発言を否定したり評価したりするのではなく、互いの違いを尊重しながら学び合う姿勢を求めます。
3-4 守秘義務・個人情報の取り扱い
講座内で知り得た他の受講生の個人情報、相談内容、体験談等については、第三者に開示しないでください。本項の守秘義務は、受講期間終了後も継続します。詳細は、サービス利用規約に定める内容が適用されます。
3-5 録音・録画・スクリーンショットの禁止
当協会の事前の承諾なく、講義内容や画面の録音・録画・撮影(スクリーンショットを含む)を行うことを禁止します。違反が確認された場合には、規約に基づき対応を行うことがあります。
3-6 SNS等への発信について
本サービスの感想や学びをSNS等で発信することは歓迎しています。ただし、他の受講生が特定される情報、講座内で共有された個人的な相談内容、グループワークの発言内容等については、十分に配慮してください。
また、講義資料、教材、ワーク内容、動画その他の具体的な内容を、当協会の承諾なく公開することを禁止します。
3-7 勧誘・営業行為について
受講中および関連する場において、他の受講生に対する営業・勧誘・宗教活動・政治活動等を行うことは禁止します。詳細な取扱いおよび違反時の対応は、サービス利用規約に従います。
3-8 受講生同士の関係について
他の受講生の立場や背景、考え方の違いを尊重し、安心して学び合える関係づくりにご協力ください。受講生同士の個別の連絡や交流については当事者間の自己責任とし、当協会はこれに関して一切の責任を負いません。
第4章 課題・実践・変化について
4-1 課題提出について
本サービスでは、学習内容の定着および実践の促進を目的として、課題を設定することがあります。受講生は、当協会が指定する方法および期限に従い、課題を提出するものとします。
課題の提出状況は、受講生本人の学びを振り返り、実践を深めるためのものであり、他の受講生と比較または優劣を評価することを目的とするものではありません。やむを得ない事情により課題の提出が困難な場合には、事前に当協会へ相談することができます。ただし、課題提出の免除または期限の変更を保証するものではありません。
4-2 実践の重要性について
本サービスは、知識の習得のみを目的としたものではありません。学んだ内容を日常生活や支援の現場において実践し、継続して取り組むことを重視しています。
受講生による変化や気づきは、講義を受けること自体によって生じるものではなく、受講生本人が実践を重ねる過程で生まれるものです。当協会は、受講生一人ひとりの状況や環境に応じた実践を尊重します。
4-3 効果および成果について
本サービスは、特定の結果または効果の達成を保証するものではありません。受講を通じて得られる学びや変化の内容および程度には、受講生の状況、取り組み方、実践の継続状況等により個人差があります。
本サービスは医療行為、治療または診断を目的とするものではありません。必要に応じて、医療機関その他の専門機関へ相談してください。
第5章 修了・認定・資格の取り扱いについて
5-1 修了要件について
本サービスの修了要件は、当協会が定める基準に基づき判断します。修了要件には、出席状況、課題の提出状況、講座への参加姿勢等が含まれます。修了要件を満たさない場合であっても、受講料の返金等は行われません。
5-2 認定・資格の位置づけについて
本サービスの修了により付与される資格または認定は、当協会が定める基準に基づくものであり、特定の職業的地位、雇用、収入または活動機会を保証するものではありません。資格の内容、名称および位置づけについては、当協会が定める基準に従うものとします。
5-3 受講資格の取消し・契約解除について
当協会は、受講生がサービス利用規約または本受講ガイドラインに違反した場合、その他当協会が必要と判断した場合には、事前の通知なく、受講資格の取消し、受講契約の解除、資格の取消しまたは名称使用の停止等の措置を講じることがあります。この場合においても、当協会は受講料の返金を行いません。
5-4 受講後の関係について
本サービスの修了は、学びの終わりではなく、実践の継続の始まりです。当協会は、修了後も理念を共有し、実践を継続する仲間としての関わりを大切にしています。ただし、修了後の活動は、受講生または資格取得者自身の責任において行われるものであり、個々の活動内容について当協会が責任を負うものではありません。
第6章 資格制度および更新について
6-1 資格制度の位置づけ
当協会の資格制度は、単に知識を修得した証明ではなく、学びを実践し続ける姿勢を大切にする制度です。資格は取得して終わるものではなく、日常や支援の現場において実践を積み重ねることにより、その価値が維持されるものと考えています。
6-2 ペアレントトレーニング支援士(初級)について
ペアレントトレーニング支援士(初級)は、本サービスの所定の課程を修了し、かつ当協会が実施する試験に合格した者のうち、当協会が定める基準を満たした者に付与される資格です。本資格は永久資格とし、更新制度は設けていません。試験の内容、実施方法および合格基準の詳細については、当協会が定める基準に従うものとします。不合格となった場合は、再試験を受けることができます。再試験にあたっては、2回目以降1回につき5,500円(税込)の再試験料を申し受けます。受験期限等の詳細については、サービス利用規約および当協会が定める基準に従うものとします。
6-3 上級ペアレントトレーニング支援士について
上級ペアレントトレーニング支援士は、所定の課程を修了し、かつ当協会が実施する試験に合格した者のうち、当協会が定める基準を満たした者に付与される資格です。本資格は4年ごとの更新制度を設けています。試験の内容、実施方法および合格基準の詳細については、当協会が定める基準に従うものとします。
不合格となった場合は、再試験を受けることができます。再試験にあたっては、2回目以降1回につき5,500円(税込)の再試験料を申し受けます。受験期限等の詳細については、サービス利用規約および当協会が定める基準に従うものとします。
6-4 上級資格の更新要件について
上級ペアレントトレーニング支援士の更新にあたっては、以下の要件を満たす必要があります。
(1)実践レポートの提出
(2)指定する研修動画の視聴
(3)活動状況の簡易報告
(4)更新手数料の支払い(4,000円)
なお、更新は手数料の支払いのみをもって完了するものではありません。当協会は、実践の継続および自己確認の過程を重視しています。更新の具体的な手続方法および詳細は、当協会が定める基準に従うものとします。
6-5 更新未達の場合の取り扱い
更新要件を満たさない場合、当該資格は失効し、資格名称の使用はできません。失効後の再認定の可否および手続きについては、当協会が別途定めるものとします。
第7章 資格名称・肩書きの取り扱い
7-1 資格名称の使用について
本サービスを修了し、当協会が定める要件を満たした者は、当協会が認める範囲において資格名称を使用することができます。資格名称の使用にあたっては、当協会が定める正式名称を用いるものとし、誤解を招く表現、過度な誇張または虚偽の表示を行ってはなりません。資格名称の使用方法、表記例および注意事項については、当協会が定める基準に従うものとします。
ものとします。
7-2 協会認定講師等の表示について
当協会は、協会認定講師(インストラクター)等の講師資格を付与していません。受講生または資格取得者が、当協会の認定講師(インストラクター)、公式な代表者、または当協会から業務委託を受けた者であるかのような誤解を招く表示または発言を行うことを禁止します。当協会が講師または公式な関係者として活動を依頼する場合には、別途契約を締結します。
7-3 学びを活かした活動について
本サービスを通じて学んだ内容は、受講生それぞれの現場や活動において活用することができます。特に、非営利の支援現場等での実践は当協会としても歓迎しています。ただし、営利目的で本サービスの内容を用いた活動を行う場合は、原則として事前に当協会へ申告し、承認を得る必要があります。また、本サービスおよび資格制度の趣旨や信用を守るため、以下の行為は禁止します。
(1)当協会が提供する講座と同一または著しく類似した構成・内容・進行方法による講座や研修を実施すること
(2)当協会の教材、資料、動画、ワーク等をそのまま、または一部改変して使用すること
(3)「当協会の講座をベースにした講座」「当協会と同じ内容を教えている」等、当協会の公式講座と誤認される表現を用いること
(4)ペアレントトレーニング支援士を養成すること、または資格・修了証・認定証等を独自に付与すること
(5)当協会の講師、認定講師、公式な関係者であるかのような表示や発言を行うこと(当協会から正式な委託・契約がある場合を除く)
7-4 協会の基本的な考え方
当協会は、「資格は活かしてよいが、資格制度そのものを再現・販売することはできない」という考え方を大切にしています。受講生一人ひとりが学びを自分の現場で活かし、広げていくことを応援すると同時に、協会として築いてきた講座内容、資格制度および信頼を守るための線引きとして本章を定めています。
第8章 協会からのお願い
8-1 協会が大切にしていること
当協会は、「子どもは変えなくていい」という考え方を大切にしています。保護者や支援者が自らの関わり方を見つめ直し、学び合いながら成長していく場でありたいと願っています。本サービスは、正解を押し付けるものではありません。受講生一人ひとりが自ら考え、実践し、揺れながらも継続していくことを尊重する学びの場です。互いの違いや多様性を認め合い、安心して学べる環境づくりへのご理解とご協力をお願いいたします。
8-2 協会とのより良い関係のために
当協会と受講生は、対等な立場で協力しながら、本サービスをより良いものにしていく関係でありたいと考えています。受講生には、サービス利用規約および本受講ガイドラインの内容をご理解のうえご参加いただくとともに、協会の理念や趣旨を尊重した関わりを心がけていただけますと幸いです。本受講ガイドラインに定めのない事項についても、必要に応じて協会からご案内を行うことがあります。今後とも、安心して学び続けられる場づくりにご協力をお願いいたします。また、本ガイドラインは、必要に応じて改定されることがあります。
本ガイドラインは、必要に応じて改定されることがあります。
制定:2026年2月21日
一般社団法人日本ペアレントトレーニング子育て支援協会
