先日、小学校の個人懇談に行ってきました。
数年前の私は、個人懇談が大嫌いでした。
園からの電話が怖くて、憂鬱で、パパに任せていた時期もあります。
そんな私が、今では個人懇談を楽しみにしています。
なぜなら、家庭では見えない子どもの姿を知ることができるからです。
今回も嬉しい発見がたくさんありました。
音読が苦手な自閉スペクトラム症の長男
長男(自閉スペクトラム症・軽度知的)は、音読があまり好きではありません。
読むこと自体に時間がかかったり、途中でつまずいたりすることがよくあります。
以前の私なら、「ちゃんと理解できてるのかな?」と心配していたかもしれません。
でも、今回の個人懇談で先生から聞いた話は違いました。
先生が考えてくれていたこと
担任の先生は、「読む」という部分に負荷がかかっているだけで、内容を理解していないわけではないと思ったそうです。
そこで、活用してくださったのが、ペープサート(絵を使ってお話をわかりやすく伝える教材)です。
先生が教材を工夫し、視覚的に内容が理解しやすいよう支援してくださっていたのです。
物語の登場人物をぺープサートにして、息子と音読劇をしてくださっていました。
このぺープサートがあると、息子は楽しそうにセリフを読むとか。
また、先生も、息子がこの物語の内容や登場人物の関係性をどこまで理解しているかを知ることができたそうです。
私はその話を聞いて、とても嬉しくなりました。
「できない」「嫌い」で終わるのではなく、「どうしたらできるだろう」を考えて工夫してくださっていたからです。

遠足の日に見つけた視覚支援
先日は遠足もありました。行き先は水族館。
帰宅後、長男のリュックの中を見ていた時のことです。
中からラミネートされたカードが出てきました。
先生が作ってくださった視覚支援カードでした。
そこにはイラスト付きで
・座って話を聞きます
・みんなと動きます
・水族館の中は歩きます
などの項目が書かれていました。
そして、できた項目には長男の大好きな妖怪シールが貼られていたのです。
「座って話を聞きます」には花丸。
「みんなと動きます」「水族館の中は歩きます」には三角(笑)
思わず笑ってしまいました。
全部花丸ではないところが、なんとも長男らしいなと思い、ほっこりしました。
そして、日々先生が試行錯誤、工夫して下さっている様子が伝わってきました。

支援とは「できない」を責めることではない
私は保護者でもあり、支援者でもあります。
だからこそ思うのです。
支援とは、「ここができません」と伝えることではありません。
「どうしたらできるだろう」を一緒に考えることです。
今回の個人懇談では、先生が長男の苦手さだけでなく、その背景や特性を理解しようとしてくださっていることが伝わってきました。
そして、できるための工夫まで考えてくださっていました。
私はそれが何より嬉しかったです。

子どもは変えなくていい
ペアレントトレーニング(ペアトレ)では、「子どもの行動には理由がある」と考えます。
音読が苦手なのも、集団行動が苦手なのも、怠けているからではありません。
そこには必ず理由があります。
だから大切なのは、子どもを変えようとすることではなく、子どもを理解しようとすること。
そして、どうしたら成功しやすくなるのかを考えることです。
今回の個人懇談を通して、改めてそんなことを感じました。
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