ペアレントトレーニングの「3つの行動」とは?

みなさんこんにちは。
日本ペアレントトレーニング子育て支援協会です。

私たちは資格講座や出張講座を行っていますが、その中でもみなさんの関心が高いペアレントトレーニングの「3つの行動」について解説します。

目次

ペアレントトレーニングとは?

ペアレントトレーニング(ペアトレ)は、1960年代にアメリカで開発されたプログラムです。ABA(応用行動分析学)という学問がもとになっています。(ABAは、Applied Behavior Analysisの略)

ABAは心理学の一種ですが、心を扱うのではなく、行動を扱います。

子どもの行動には必ず理由があります。その理由を探るためにも、行動を観察することが必要です。

ペアトレは、「観察に始まり、観察で終わる」と言っても過言ではありません。

ペアレントトレーニングの「3つの行動」とは?

ペアトレでは、行動を3つに分類します。下記3つです。

①良い行動(増やしたい行動)
②良くない行動(減らしたい行動)
③許しがたい行動(なくしたい行動)

「良い行動」とは、好ましい行動、増やしたい行動のことです。

例えば

・大きな声で元気に「おはよう」と挨拶ができる
・食事のときに、お皿運びをしてくれる
・買い物中に、荷物運びを手伝ってくれる

などなど…すぐに10個くらい浮かびましたか?

良くない行動とは、好ましくない行動、減らしたい行動のことです。

例えば

・妹のおもちゃを横取りする
・ルールで決めた時間を過ぎても動画を見る
・電話中に話しかけてくる

などなど…これは、たくさん浮かぶ!という方が多いかもしれませんね。

許しがたい行動とは、なくしたい行動のことです。

自分を傷つける、他人を傷つける、暴力、命に関わるような行動を指します。

例えば

・おもちゃの取り合いになり、妹を叩く
・危険なものを触る
・左右を確認せずに道路に飛び出す

などなど…これは、どうでしょうか?どんな行動が浮かびましたか?

3つの行動、介入の順番が大事!

なぜ、行動を3種類にわけるのか?
それは、それぞれに対応法が違うからです。全く違ったアプローチをしていきます。

ここでみなさんに質問をしてみたいと思います。
もし、この3つの行動のうち、どれか一つ対応方法を今すぐ学べるとしたら、どれが知りたいでしょうか?

①良い行動(増やしたい行動)
②良くない行動(減らしたい行動)
③許しがたい行動(なくしたい行動)

いろんなセミナーでこの質問をしますが、90%以上の方が、②良くない行動(減らしたい行動)か、③許しがたい行動(なくしたい行動)に関する対応法が知りたいとおっしゃいます。

そりゃそうですよね。子育てに悩んでいて、藁にもすがる思いでペアトレにたどり着くわけですから。私自身もそうでした。

でも実は、最初に介入していくのは「良い行動」に対してなんです!


良い行動が増えると、問題行動は減る

不思議に思えるかもしれませんが、良い行動の時間が増えると、それに伴って問題行動の時間が減ります。

子どもの1日(24時間)を円グラフでイメージしてみてください。
良い行動の割合が増えると、それに押されて、問題行動の割合は自然と減っていきます。とても単純な話ですね。

問題行動に介入するのは、時間も労力もかかります。まずは良い行動から介入です!

この順番を忘れないでくださいね!


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