遊びの中で鍛えよう!手先の不器用さを克服するコツを紹介

「手先が不器用で、生活動作がなかなか上達しない…」
こんなお悩みを抱えるママ、たくさんいらっしゃいますよね。

我が家の自閉っ子も、手先がとても不器用で、スプーンやフォークの使い方、おもちゃの操作に苦労していました。

でも実は、手先の不器用さは指先だけの問題ではありません!

この記事では、手先の不器用さを改善するために必要なスキルと、遊びを通して楽しく鍛える方法をご紹介します。

目次

手先の不器用さの原因は指だけじゃない!

「手先が不器用=指先の問題」と思いがちですが、実際にはそれだけではありません。
肩や肘、手首の安定性や、自分の体を正確に把握するボディーイメージも、手先の動きに大きく影響します。

不器用さにつながる主な要因

  1. ボディーイメージが弱い
    自分の体の位置や動きを把握する力が弱いと、手先の動きに影響します。
  2. 肩や肘、手首の安定性が不足
    指先だけでなく、肩や肘をしっかり使えているかが重要です。
  3. 力のコントロールが難しい
    押す、引く、握るといった力加減が上手にできない場合、細かい動作が苦手になります。

遊びを通して鍛えよう!我が家で実践中の楽しい方法

手先の不器用さを改善するには、肩や肘、手首を安定して動かせるようにする練習が必要です。

しかし、単なる「練習」だと子どもは飽きてしまいます。

 

そこでおすすめなのが、遊びの中で楽しく鍛える方法です。

1. 押し相撲

  • 遊び方:
    立った状態、膝をついた状態など、様々なバージョンで挑戦してみましょう。
  • 効果:
    押す動作で肩や肘に力を入れる練習になります。体を支える力がつき、ボディーイメージも向上します。

2. タオルで綱引き

  • 遊び方:
    タオルの両端を持ち、大人と子ども、または子ども同士で引っ張り合います。
  • 効果:
    引く動作で肩や肘、手首を使います。また、力の加減を覚える練習にもなります。

他にもこんな遊びが効果的!

3. 手押し車

  • 遊び方:
    子どもの足を大人が持ち、手だけで歩かせる遊びです。
  • 効果:
    肩や腕全体の筋力を鍛えることができます。

4. パンチングゲーム

  • 遊び方:
    柔らかいクッションやバルーンを的にして、パンチで当てる遊び。
  • 効果:
    肘や手首の動きを意識的に使えるようになります。

5. 新聞紙を使った遊び

  • 遊び方:
    新聞紙をギュッと丸めてボールを作ったり、引き裂いて小さくする。
  • 効果:
    指先の力を使いながら、肩から手首までバランスよく鍛えられます。

遊びの中で練習するメリット

  1. 楽しいから続けられる!
    子どもは「練習」だと意識せず、自然と体を使うことができます。
  2. 親子のコミュニケーションが増える
    一緒に遊ぶことで、親子の絆も深まります。
  3. 成功体験が増える
    「できた!」という感覚が、子どもの自己肯定感を高めます。

こんなサインが見られたら工夫を!

  • 指先の力が弱く、ボタンやチャックがうまくできない。
  • スプーンやフォークを使うのが苦手。
  • 工作やお絵描きで道具をうまく使えない。

これらが気になる場合は、今回紹介した遊びを取り入れてみてください。

【まとめ】「楽しい!」が子どもの成長の最大の秘訣

  • 手先の不器用さは、指先だけの問題ではなく、肩や肘、手首の安定性ボディーイメージも関係しています。
  • 遊びを通じて楽しく鍛えることで、自然とスキルを身につけることができます。
  • 押し相撲やタオル綱引きなど、日常に取り入れやすい遊びを試してみましょう!

親子で楽しみながら成長をサポートしていきましょう。

「楽しい!」が子どもの力を伸ばす最大の秘訣です。ぜひ試してみてくださいね♪

この記事を書いた人

日本ペアレントトレーニング子育て支援協会
代表理事
・ABAペアレントトレーナー/セラピスト
・ガミガミを卒業
→ママが自分も大切にできるようになるペアトレ
・ノート術・潜在意識コーチング
・双子×自閉っ子ママ

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