「うちの子、すぐに怒るんです」
親御さんからよくいただくのがこのお悩み。
お子さんの怒りや癇癪にどう対応すればよいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、怒り自体を悪いことと捉えるのではなく、その後の対応に焦点を当てるサポート方法として「安心グッズ」と「リソーススペース」の活用をご紹介します。
子どもが怒るのは悪いことではない
まずお伝えしたいのは、子どもが怒ること自体は悪いことではないということです。怒りは自然な感情の一つで、大人でも時には怒りを感じることがありますよね。
子どもも同じです。大切なのは、怒った後にどう気持ちを切り替えるか。ここをサポートするための工夫が、親子のストレスを減らすポイントです。
1. 安心グッズの活用で気持ちを切り替える
安心グッズとは、子どもがリラックスできる、心が落ち着くアイテムのことです。このグッズは、お子さんにとって「ホッ」とできる存在。癇癪やパニックを起こした時に、心を落ち着けるのに役立ちます。
我が家の例:肌触りの良いタオル
我が家の自閉っ子の場合、肌触りの良いタオルが安心グッズです。赤ちゃんの頃からお気に入りで、今でも癇癪を起こした際にはそのタオルを触ることで、気持ちを落ち着けることができます。
受講者からの例:
- アロマの香り
好きな香りを嗅ぐことでリラックスできる。 - お守りやぬいぐるみ
子どもにとって特別な存在が安心感を与える。 - 好きなヒーローの人形
ヒーローに励まされる感覚で心が落ち着く。
お子さんの好きなものや反応をよく観察し、安心グッズを見つけてみてください。
2. リソーススペース(安心できる場所)を用意する
リソーススペースとは、子どもが自分のペースで気持ちを落ち着けられる場所のことです。
リソーススペースの特徴
- 刺激を遮断できる:静かな場所や周りの音を遮る工夫がある。
- 一人になれる:誰にも邪魔されず、自分の世界に浸れる。
- 落ち着ける環境:好きな絵本や安心グッズを置いておく。
大がかりな設備は必要ありません。
リビングの隅や子ども部屋の一角など、ほんの少しのスペースでOKです。子どもがその場所に行くだけで「ここなら大丈夫」と感じられるような環境を整えてみましょう。
日常的な観察がカギ
安心グッズもリソーススペースも、お子さん一人ひとりに合ったものを用意することが重要です。そのためには、日常的に子どもをよく観察することが大切です。
- どんな時に落ち着いているのか?
- 何をしている時に笑顔になるか?
- どんな場所にいると安心しているか?
これらを意識的に観察し、適切なグッズや場所を選びましょう。
安心できる環境を整えるメリット
1. 怒りや癇癪の頻度が減る
自分の気持ちを切り替えるための手段があることで、子どもが自己コントロールを学びやすくなります。
2. 親子のストレスが軽減
怒った時の対処法が決まっていると、親も「次はどうしよう…」と焦らずに対応できます。
3. 子どもが安心感を持てる
自分を落ち着ける手段を持つことで、子ども自身が安心し、自信を持って感情に向き合えるようになります。
まとめ
- 子どもが怒ること自体は悪くない。大事なのは怒りの後の切り替え。
- 安心グッズを見つけ、癇癪時に気持ちを落ち着ける手助けを。
- リソーススペースを用意して、子どもが自分で気持ちを整えられる環境を整えましょう。
子どもの特性に合わせた工夫を日常に取り入れることで、親子で安心して感情に向き合うことができます。
ぜひ、安心グッズやリソーススペースの活用を試してみてくださいね!
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