ペアレントトレーニングは何歳から始めるべき?効果的な時期と年齢に応じた対応

  • うちの子はまだ2歳と小さいのですが…
  • うちの子はもう小学生なんですが…

ペアレントトレーニングを始めようと考えているものの、何歳から始めるべきか迷っているというご相談をいただくことがあります。

実際のところ、何歳から何歳までに有効であるという明確な答えや年齢制限はありません。

しかし、できるだけ早く始めた方が効果が高いとされています。

ここでは、その効果的なタイミングや年齢ごとのアプローチについて詳しく解説します。

目次

ペアレントトレーニングは早期に始めるのが理想

ペアレントトレーニングの効果を最大限に引き出すためには、早期に始めることが推奨されています

特に、2歳〜3歳という幼少期における脳の発達は非常に重要な時期です。この時期は脳の吸収力が非常に高く、適切な指導や支援がより効果的になります。

実際に、応用行動分析学(ABA)という学問に基づいたペアレントトレーニングは、早期介入がより良い結果をもたらすことが研究で証明されています。

もし、1歳半検診などで発達に関する不安が生じた場合は、診断が下るかどうかに関係なく、早めにペアレントトレーニングを取り入れることをオススメします。

なぜなら、親自身が子どもの発達を家庭で支援できるスキルを身につけることができるからです。定型発達のお子さんにも有効なテクニックがたくさん含まれていますので、日常の育児にも役立つ内容が多いことも特徴です。

ペアレントトレーニングは年齢に応じたアプローチが必要

ペアレントトレーニングは、どの年齢でも有効ですが、年齢が上がるにつれて、基礎的なトレーニングに加え、追加のアプローチが必要になることがあります。

特に、小学校4年生から5年生の「プレ思春期」と呼ばれる時期は、行動の複雑さや感情の変化が大きく、親の対応もより高度なスキルが求められます。

この時期には、認知行動療法のスキルやトリプルP(前向き子育てプログラム)、アンガーマネージメントといった、内容も取り入れていくことをオススメします。これにより、子どもの行動や感情に応じた柔軟な対応が可能となり、親子関係の改善に繋がります。

定型発達のお子さんにも有効なペアレントトレーニング

発達障害やグレーゾーンのお子さんに限定されるものと考えられがちなペアレントトレーニングですが、定型発達のお子さんにも非常に有効です。

実際に、保育園や学校の先生、祖父母の方など、子どもと関わる大人たちがこのトレーニングを学ぶことも多々あります。これにより、家庭だけでなく、子どもが過ごす環境全体で一貫したサポートが可能になり、子どもの成長をより効果的に支援することができます。

また、ペアレントトレーニングは単なる育児スキルを学ぶだけでなく、親自身の心の余裕や育児ストレスの軽減にも寄与します。感情に任せて叱ったり、行き詰まりを感じる育児ではなく、戦略的に対応できることで、親としての自信も高まります。

ペアレントトレーニングを学んでいるのと、学んでいないのとでは、親側の気持ちの持ちようや心構えも全く変わってくるのです。

ペアレントトレーニングの始め方と続け方

ペアレントトレーニングを実施するには、専門的なサポートを受けることが推奨されています。最近では、リアルな教室でのグループセッションだけでなく、オンラインでの個別対応やグループ講座も増えており、忙しい方でも参加しやすい環境が整っています。

  1. 専門家に相談する
     まずは、療育施設や支援団体、ペアレントトレーニングを提供している専門家に相談しましょう。お子さんの年齢や特性に合わせて、何が必要かをアドバイスしてもらえます。
  2. 家庭での実践が重要
     ペアレントトレーニングは、学ぶだけでなく、家庭での実践が非常に大切です。日常生活の中でトレーニングで得たスキルを積極的に活用し、子どもとの関わり方を改善していくことが成功の鍵です。
  3. 継続的なフィードバック
     トレーニングを受けた後も、定期的に専門家からのフィードバックを受けながら進めていくと、より効果的な成果を得られます。また、同じ悩みを抱える親同士のグループで情報交換を行うことも、精神的なサポートに繋がります。

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ペアレントトレーニングで得られる長期的な効果

ペアレントトレーニングを受けることで、親と子どもにとっての長期的なメリットは非常に大きいです。

特に、子どもが自立した行動を身につける力を育むことができる点は大きなメリット。

親から適切なフィードバックを受けることで、子どもは自己解決能力を高め、日常の小さな課題にも自信を持って取り組めるようになります。

また、親としても育児における不安やストレスが軽減され、より前向きに子育てに取り組むことができるようになります。

ペアレントトレーニングは、親自身の成長にも繋がり、家庭全体の雰囲気を良好に保つ助けとなります。

ペアレントトレーニングを今すぐ始めてみよう

ペアレントトレーニングは、発達障害やグレーゾーンのお子さんだけでなく、あらゆる育児シーンで活用できるスキルが詰まったプログラムです。

早期に始めることで、子どもの成長を最大限にサポートできるだけでなく、親自身も育児のストレスを軽減し、戦略的な対応ができるようになります。

もし、育児における悩みや課題を感じているなら、ぜひペアレントトレーニングを取り入れてみてください。

家庭でできる支援として、親子の絆を深めるだけでなく、子どもの未来を明るくするための大きなステップとなるはずです!

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この記事を書いた人

日本ペアレントトレーニング子育て支援協会
代表理事
・ABAペアレントトレーナー/セラピスト
・ガミガミを卒業
→ママが自分も大切にできるようになるペアトレ
・ノート術・潜在意識コーチング
・双子×自閉っ子ママ

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