大人が変わればお子さんも変わります
この度はお声がけいただき、ありがとうございます。
協会を立ち上げたとお聞きしたときには驚きましたが、その根底にある強い想いに共鳴して僭越ながら今回筆を執らせていただきます。
私がペアレントトレーニングに出会ったのは、言語聴覚士として臨床に出てから2年後、同じ職場の臨床心理士を通じてのことでした。
大人の行動によって子どもの行動も変わるということはなんとなく理解していましたが、それを体系立ててシンプルに実践できることを知り、すぐに指導室の中にも取り入れ始めました。
また、この関わりをご家庭でも取り入れていただけるケースでは、指導室での活動への意欲や成果も高まり、それによって大人の眼差しが変わり、さらにはお子さま自身のセルフイメージまで変わっていく…そんな相乗効果を感じていました。
発達相談の入り口は「できない」や「困った行動」といったネガティブなものになりますが、「困った行動」=「困った子」ではありません。
ぜひ多くの子育て世代に、ママだけではなくパパも一緒に、ペアレントトレーニングに出会っていただきたいと思っております。
そして、ひかりさんの想いと同じように「自分として生まれてきてよかった」と思いながら成長する子どもたちが増えることを願っております。