子どもが失敗した時、どう声をかけたらいい?自己肯定感を保つ魔法の声かけとは

子どもが失敗したとき、どんな声かけをしていますか?子どもの成長において、失敗は避けて通れないもの。

でも、そこでどう声をかけるかによって、自己肯定感を高めるか、下げてしまうかが大きく変わります。

今日は、そんなときに使いたい「パワーワード」をご紹介します。

それは、「嬉しい」と「ありがとう」です。このシンプルな言葉が、子どもたちの心に与える影響はとても大きいのです。

目次

失敗に対する一般的な声かけ

子どもが目標を達成できなかったり、頑張ったのに結果が出なかったとき、こんな声かけをすることが多いのではないでしょうか?

  • 「残念だったね」
  • 「次は大丈夫だよ!」
  • 「気にしなくていいよ」

これらの言葉も、もちろん間違っているわけではありません。ただ、ネガティブな感情をプラスに変える力としては、もう一工夫必要です。

失敗が引き起こすネガティブな感情

子どもは失敗すると、どうしてもネガティブな感情を抱きがちです。

  • 「できなかった…」
  • 「自分はダメなんだ」
  • 「悔しい、ショック、悲しい」

もちろん、このような感情が次の挑戦への原動力になることもあります。しかし落ち込みすぎると、その感情が自己否定感に繋がってしまうこともあります。

魔法の言葉:「嬉しい」「ありがとう」

そこでぜひ取り入れたいのが、「嬉しい」と「ありがとう」という言葉を使った声かけです。

  • 「こんなに頑張ってくれて、ママは嬉しいよ。」
  • 「チャレンジしてくれて感動したよ。ありがとう」
  • 「頑張る姿を見せてくれてありがとう。」

このような言葉をかけると、結果ではなく過程を認めていることが伝わり、たとえ失敗しても、子どもの自己肯定感を保つことができます。

どうして「嬉しい」「ありがとう」が効果的なの?

「嬉しい」「ありがとう」という言葉には、親が子どもの行動を心から認め、喜んでいることを伝える力があります。

たとえ失敗しても、「ママやパパが自分の頑張りを見て、喜んでくれたんだ!」と思えることで、子どもは自分の価値を感じ、もう一度挑戦しようという気持ちが湧いてきます。

ポジティブな声かけが自己肯定感を高める理由

このような肯定的な声かけは、子どもの心に「自分の行動が誰かの役に立った」という成功体験を残します。これは、小さな成功の積み重ねによって、子どもが「自分は価値がある存在だ」と感じる自己肯定感につながります。

  • 自己肯定感が高い子どもは、自分を信じ、失敗しても立ち直りが早いです。
  • 自己肯定感が低い子どもは、失敗を「自分はダメだ」という評価に繋げてしまい、次の挑戦を恐れてしまうことが多いです。

日常で使える「嬉しい」「ありがとう」の例

普段の生活の中でも、ぜひ「嬉しい」「ありがとう」の言葉を意識して使ってみてください。

  • 片付けをしたとき:「お片付けしてくれて嬉しいよ。助かったよ、ありがとう」
  • 習い事で頑張ったとき:「一生懸命やってる姿を見て感動したよ」
  • 学校のテストで思うような結果が出なかったとき:「挑戦してくれて嬉しいよ。ありがとう!」

こうした声かけを続けることで、子どもは「自分の行動が誰かを喜ばせることができる」と感じ、自分の価値を再確認することができます。

失敗を次への原動力に変える

たとえ結果が思うようにいかなくても、親からの「嬉しい」「ありがとう」という言葉を受け取った子どもは、次も頑張ってみようという気持ちを持ちやすくなります。

これは、大人でも同じですよね。失敗したときに「次も頑張ってみよう」と思える環境があることで、挑戦し続ける意欲が湧いてきます。

今日のまとめ

子どもが失敗したとき、使いたいパワーワードは「嬉しい」と「ありがとう」です。これらの言葉を通じて、結果だけでなく、過程や努力を認めることが、子どもの自己肯定感を高めるカギになります。

  1. 子どもの頑張りや挑戦に対して「嬉しい」「ありがとう」と声をかけましょう。
  2. 結果に関係なく、親が喜んでいることを伝えることで、子どもは自分の価値を感じやすくなります。
  3. 失敗も次への原動力に変え、自己肯定感を高める習慣を作りましょう。

失敗は避けられないものですが、親からの前向きな声かけが、子どもの心の支えとなります。ぜひ、毎日の生活の中で「嬉しい」「ありがとう」を取り入れてみてください!

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この記事を書いた人

日本ペアレントトレーニング子育て支援協会
代表理事
・ABAペアレントトレーナー/セラピスト
・ガミガミを卒業
→ママが自分も大切にできるようになるペアトレ
・ノート術・潜在意識コーチング
・双子×自閉っ子ママ

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