「うちの子、言葉がなかなか出ないんです…」
「単語が増えなくて、どうしたらいいのかわかりません…」
「コミュニケーションが少ないのが気になります…」
こんな言葉に関するご相談は、とてもよく耳にします。
親としては、ついつい周りの子と比べてしまい、不安を抱える方も多いのではないでしょうか?
この記事では、言葉の発達に関する心配を抱える親御さんに向けて、私自身の経験を交えながら、焦らず楽しく子どもの成長をサポートする方法をご紹介します。
言葉が出ない…親としての不安
我が家の長男も、言葉の発達がゆっくりで、とても心配した時期がありました。
私の住む地域では、1歳半健診で「5語以上の単語が出ているか」を目安にチェックされました。
長男は当時、5語どころか一言も言葉が出ていませんでした。
健診会場を後にするときの、周りの子と比べて落ち込む気持ち…。今でもそのどんよりした感覚を覚えています。
言葉の発達は個人差が大きい
言葉の発達には、非常に大きな個人差があります。
それでも、子どもの将来を考えると不安になってしまうのが親心ですよね。
ここで大切なポイントは、言葉そのものを教えるだけではないということです。
言葉を増やすために大切なことは、コミュニケーションをとる楽しさやメリットを子どもに感じてもらうこと。
そして親子の信頼関係をしっかり築いていくことなのです。
- その人とコミュニケーションをとる楽しさやメリットを感じさせること
- 親子の信頼関係を築くこと
親子の信頼関係が言葉の発達の土台
言葉の発達を促すために、私たち親ができる一番大切なことは、親子の信頼関係をしっかりと築くことです。
信頼関係を築くためのポイント『肯定的な声かけを増やす』
具体的には次のような言葉を日常的に使うように意識しました。
- 「すごいね!上手にできたね!」(褒める)
- 「そうなんだね。なるほど〜!」(共感する)
- 「〇〇ちゃん、大好きだよ!」(愛情を伝える)
- 「〜してくれて、ありがとう!」(感謝する)
ペアレントトレーニング(ペアトレ)で学ぶ声かけの大切さ
私がペアレントトレーニング(ペアトレ)を学んで実感したのは、ポジティブな声かけの効果の大きさです。
長男に対してポジティブな声かけを増やしたことで、言葉がどんどん増え、親子のコミュニケーションが格段に良くなりました。
親が変われば子どもも変わる
ペアトレを通じて学んだことの一つが、「親の関わり方が変わることで、子どもの行動や発達に変化がある」ということです。逆に言えば、親の関わり方が変わらなければ、子どもも変わりにくいのです。
言葉の訓練以上に大切なことは『信頼関係の土台を築く』こと
もちろん、言葉そのものの訓練も大切です。
しかし、それ以上に重要なのは、親子の信頼関係の土台をしっかりと築くことです。
信頼関係を築くことを意識していくことで、以下のような効果を感じることができます。
- 子どもが「安心感」を持てることで、自分から言葉を発するようになる。
- 親とのポジティブなやり取りを通じて、コミュニケーションの楽しさを学ぶ。
- 失敗を恐れずに挑戦する気持ちが育つ。
実践してほしい3つのステップ
1. ポジティブな声かけを日常的に増やす
毎日の生活の中で、「褒める」「共感する」「愛情を伝える」など意識してみましょう。
2. 言葉以外のコミュニケーションを楽しむ
ジェスチャーやアイコンタクト、笑顔など、言葉以外の方法でコミュニケーションを楽しむことで、子どもが「親と関わる楽しさ」を感じやすくなります。
3. 焦らず、子どものペースを尊重する
言葉が出るタイミングは子どもそれぞれです。「まだ言葉が出ない」と焦るのではなく、「この子のペースなんだな」と受け入れることが大切です。
【まとめ】親が変われば子どもも変わる。信頼関係の土台づくりを
- 言葉の発達は個人差が大きいので、焦らず子どものペースに寄り添いましょう。
- 言葉そのものを教える以上に、親子の信頼関係の土台作りが大切です。
- ポジティブな声かけや肯定的な関わり方を増やすことで、子どもの言葉やコミュニケーションが自然と育ちます。
親が変われば子どもも変わります。一緒に焦らず、楽しみながら子どもの成長を見守りましょう!