ルールを守らないのは子どもだけ?家族で納得するルール作りのコツ

「うちの子、ルールを決めても全然守ってくれないんです!」
こんな悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?

子どもがルールを守らないと、親はイライラしたり、「どうして守れないの?」と叱りたくなることもありますよね。

でも、ここで一度振り返ってみてください。そのルール、誰が決めたものでしょうか?

この記事では、子どもがルールを守れるようになるためのコツや、家族で納得できるルール作りの方法をご紹介します。

目次

子どもがルールを守らない理由とは?

親としては「ルールを守るのは当然」と思いがちですが、子どもがそのルールに納得していなければ、守る可能性は低いです。これは、大人も同じことですよね。

例えば、会社で上司から「今日からこのルールを守ってください!」と一方的に言われたらどうでしょうか?

しかもそのルールがあなたにとって、不合理だったり納得できないものだったら…。きっと守ろうという気持ちにはなれないはずです。

家族会議で子どもと一緒にルールを作る

ルールを守らせるためには、「一緒に作る」プロセスが欠かせません

家族全員が納得するルールであれば、子どもも「自分が関わったルールだから守ろう」という気持ちが生まれます。

家族会議の進め方
  1. お互いの意見を出し合う
    子どもにも意見を求め、何を大切にしたいかを話し合いましょう。
  2. 親の意見も伝える
    親としてどんなルールが必要だと思うか、理由を説明します。
  3. 妥協点を探る
    子どもの意見を尊重しつつ、親が譲れない点を明確にし、折り合いをつけます。
  4. 具体的なルールを決める
    「夜9時までに寝る」というように、ルールは曖昧さをなくし、具体的にします。

視覚化でルールを分かりやすく

決まったルールは、必ず紙に書き出しましょう。

視覚化することで、ルールが誰にとっても明確になります。

ルールを紙に書くポイント
  • 簡単で具体的な言葉を使う
    例:「テレビは夕食後1時間まで」と時間や条件を明記。
  • 子どもと一緒に装飾する
  • 色をつけたり、イラストを描いたりして、ルールを書く作業を楽しいものにします。
  • 見やすい場所に貼る
    家族みんなが確認できるリビングやキッチンなどに貼りましょう。

ルールを守る工夫『守れたら褒める

ルールを守れたときには、必ず褒めることが大切です。

「守れて当たり前」ではなく、「守れたこと」を認める姿勢が、子どもにとってモチベーションになります。

具体的な褒め方
  • 言葉で伝える:「ルールを守れて偉いね!」
  • 小さなご褒美を用意する:特別なシールを貼る、好物のデザートを出すなど。
  • 一緒に喜ぶ:「ママも嬉しいよ!」と共有することで、子どもの達成感が増します。

子どもと親が一緒にルールを守るメリット

1. 子どもに主体性が生まれる

自分が関わって決めたルールには、自然と責任感が芽生えます。

2. 親子の信頼関係が深まる

意見を尊重し合うことで、子どもとの信頼関係が強くなります。

3. ルールを守る習慣が身につく

小さなルールでも、守る習慣ができることで、将来的に大きな責任感を持つ基盤となります。

今日のまとめ

  • 子どもがルールを守らないときは、ルールの作り方を見直す
  • 家族会議で意見を出し合い、納得したルールを一緒に作ることが大切
  • 決まったルールは紙に書き、視覚化して明確にする

親子で納得できるルールを作れば、子どもも自然と守ろうという気持ちになります。

家庭で「一緒に作る」「一緒に守る」という姿勢を大切にして、楽しい家族の時間を増やしてくださいね!

この記事を書いた人

日本ペアレントトレーニング子育て支援協会
代表理事
・ABAペアレントトレーナー/セラピスト
・ガミガミを卒業
→ママが自分も大切にできるようになるペアトレ
・ノート術・潜在意識コーチング
・双子×自閉っ子ママ

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