年中や年長のお子さんを持つ親御さんから、「そろそろひらがなを教えたいけど、うちの子は全然興味がなくて…」というお悩みをよく耳にします。
周りの子どもがひらがなを読んだり書いたりする姿を見て焦る気持ちは、とてもよくわかります。
けれども、文字への興味が湧くタイミングには個人差があります。無理に教え込もうとすると、親も子どももストレスになってしまい、子どもが文字に対してネガティブな印象を持つことも…。
今回は、子どもの言葉や文字学習を無理なく進めていくための工夫をお伝えします!
言葉の発達段階を知ることが第一歩
文字学習を始める前に、まずはお子さんが言葉の発達のどの段階にいるのかを把握することが大切です。以下のようなプロセスで進むのが一般的です。
- 聞く(言葉を知る)
- 話す(言葉を使う)
- 読む(文字を知る)
- 書く(文字を使う)
「書く」は発達の最終段階にあたります。そのため、まずは「聞く」や「話す」段階に心配がある場合は、そこを強化することが重要です。
無理なく、その子に合ったペースで進めていくことがポイントです。
文字への興味を引き出すための「種まき」の工夫
文字に興味を持ってもらうためには、日常生活に自然に文字を取り入れ、「楽しい!」と思える環境を作ることが大切です。以下は、我が家で実践している具体的な方法です。
1. たくさん会話する
会話の中で新しい言葉を知ることが、文字への興味の基礎になります。親子のコミュニケーションを楽しんでください。
2. 図書館に行く
定期的に図書館に足を運ぶことで、絵本や図鑑に触れる機会が増え、文字への自然な興味を促します。
3. 絵本の読み聞かせ
読み聞かせは、言葉の響きを楽しむだけでなく、文字を知るきっかけにもなります。
4. 手遊び歌・童謡
リズムに合わせて楽しく覚えられるので、言葉の理解が深まります。
5. ひらがな表を貼る
お子さんの目に入りやすい場所にひらがな表を貼って、日常的に目にする習慣を作りましょう。
6. 背中や手のひらに文字を書いて当てるクイズ
ゲーム感覚で文字を学ぶ方法です。「何の文字かな?」と一緒に楽しんでみましょう。
7. 名前を書く
自分の名前を覚えるのは子どもにとって特別な体験です。まずは名前から始めると興味を持ちやすいです。
8. 手紙や年賀状を書く
大切な人への手紙を書くことで、文字を書く楽しさを実感できます。
好きなものを使って文字に興味を引き出す
好きなものから文字に興味を持つことも、とても効果的です。我が家の双子を例に紹介します。
- 双子1号はポケモンが大好きで、ポケモン図鑑を一生懸命読んでいます。ポケモンの名前がわかるのが楽しくて、どんどん覚えています。
- 双子2号はしりとり絵本が大好きで、毎日読んでいます。好きなものを通じて、自然に文字の世界に触れることができています。
このように、お子さんの好きなものを活かして文字への興味を引き出してあげましょう。
付箋を使った楽しい学習方法
付箋を使った学習もおすすめです。
家電や物に、その名前を書いた付箋を貼っておくだけで、日常的に文字を目にする機会が増えます。
とても簡単に取り入れられる方法なので、ぜひお試しください!
周りと比べず、子どものペースで
「周りの子ができているから、うちもそろそろやらなきゃ」と焦る気持ち、よくわかります。
でも、「○歳までにできるようにしなければ」という考え方にとらわれると、親も子どもも疲れてしまいます。
子どものペースに合わせて、長い目で見て進めていくことが大切です。焦らず、一歩一歩成長を見守りましょう。
今日のまとめ
- 文字への興味を引き出すために、言葉の発達段階を理解し、無理なく進めましょう。
- 自然に目に入る環境を整えたり、好きなものを活かした学びを取り入れることで、子どもが楽しみながら文字に触れることができます。
- 周りと比べず、子どものペースを大切にしながら、ゆっくりと学んでいきましょう。
文字への「種まき」をたくさんしていくことで、子どもが自ら興味を持ち、学びたくなる環境を作ることができます。楽しい学びの時間を親子で一緒に過ごしてくださいね!
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