少しの工夫でハードルを下げよう!行事を嫌がる子どもへのサポート方法を紹介します!

運動会や発表会など、行事の季節になるとよく耳にするのが、
「子どもが行事を嫌がる」
「園や学校に行きたがらない」

といった親御さんのお悩みです。

行事に参加できなかったり、うまくいかないことで、親子で悲しい気持ちになってしまうこともありますよね。

この記事では、行事を嫌がるお子さんの特徴を2つのタイプに分けて、それぞれに合った対応方法をご紹介します

目次

行事を嫌がる2つのタイプ

お子さんが行事を嫌がる理由は、大きく分けると次の2つのタイプに分類できます。

  1. 人前で失敗するのが嫌なタイプ
    自分の失敗を見られるのが怖くて、行事に参加すること自体を嫌がるお子さん。
  2. 動作が真似できない・覚えられないタイプ
    ダンスや行動を覚えるのが苦手で、みんなと同じことをするのが苦痛なお子さん。

それぞれのタイプに応じて、工夫をしていきましょう。

タイプ①:人前で失敗するのが嫌な子への工夫

1. 失敗=悪いことではないと伝える

お子さんにとって失敗が怖いのは、「失敗=悪いこと」と感じているからです。

まずは、失敗しても大丈夫だという考えを根付かせることが大切です。

伝え方の例
  • 「失敗しても何も悪いことじゃないよ!」
  • 「いつも通りで大丈夫だよ!」
  • 「〇〇を頑張っているんだから大丈夫!」

絵本や紙芝居でのアプローチもおすすめ!
お子さんが理解しやすいよう、物語の中で失敗しても大丈夫なキャラクターを登場させて伝える方法も効果的です。

2. 気持ちを落ち着けるグッズを用意

緊張や不安を和らげるために、お子さんが安心できるグッズを持たせましょう。

[ 例 ]
  • 柔らかいタオル
  • お気に入りの小さなおもちゃ
  • 「これを握っていれば大丈夫」と感じられるお守りのようなもの

さらに、不安を感じたときに使える言葉を事前に教えておくと良いでしょう。

例えば、「怖いときは『深呼吸しよう』って自分に言おうね」
といった具合に、普段から練習しておくのがおすすめです。

タイプ②:動作が真似できない・覚えられない子への工夫

1. 振付や動作のハードルを下げる

例えば、ダンスや演技の場面では、以下のような工夫が有効です。

具体的な工夫:

  • 同じ振り付けを何度も繰り返す部分を増やす
  • 自由に踊れる場面を作る
  • 全てを完璧に真似させるのではなく、「ここだけは合わせよう」といったポイントを絞る

2. ハードルを下げて成功体験を積む

行事全体を完璧にこなす必要はありません。
「その場にいるだけでもOK」「何か1つでもできたら大成功」といったスタンスで、お子さんにプレッシャーを与えないようにしましょう。

親ができるサポート

1. 「行事参加=必須」ではないと考える

行事への参加は必須ではありません。

無理をして参加させることで、親子ともにストレスがたまるよりも、「その場にいられたこと」をポジティブに捉えましょう。

2. できたことを褒める

行事で少しでもできたことがあれば、たくさん褒めてあげましょう。
「〇〇を頑張ったね!」
「ちょっとだけ踊れたね!すごいよ!」

という言葉で労い、認め、お子さんの自己肯定感を育みましょう。

【まとめ】子どもの性格に応じて工夫をしよう!

行事を嫌がる子どもには、大きく分けて次の2つのタイプがあることを理解しましょう。

  1. 人前で失敗するのが嫌なタイプ
    →「失敗しても大丈夫」と伝えたり、安心できるグッズを用意する工夫を。
  2. 動作が真似できない・覚えられないタイプ
    →振り付けを簡単にしたり、自由な動きを取り入れてハードルを下げる工夫を。

行事は、子どもにとって大きなチャレンジです。少しハードルを下げ、成功体験を積み重ねることで、次の行事が楽しいものになるきっかけを作りましょう!

無理をせず、親子で楽しい思い出を作ってくださいね♪

この記事を書いた人

日本ペアレントトレーニング子育て支援協会
代表理事
・ABAペアレントトレーナー/セラピスト
・ガミガミを卒業
→ママが自分も大切にできるようになるペアトレ
・ノート術・潜在意識コーチング
・双子×自閉っ子ママ

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